Column180920 of HOLOMIN web 2018


Column 19

張碓の家

2018.09.20

ただいま工事中の春香町のとなりの張碓町で、住宅の設計をしています。

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 広々として緩やかにつづく傾斜地の敷地の脇には護岸工事された細い川が流れ、その川に沿って立派な栗の木やサクランボなどの樹木がほどよく点在する奥行きのある眺望が得られます。
 そんな風景に水平方向に伸びやかに馴染む建築であり、海の近い敷地で海陸風を受け止める、そして南北の奥行きを浅くすることで冬の日射を北側まで充分に届けるカタチについて、お施主さんと打合せを重ねてきました。
 また、平面的な広がりの敷地のなかで、建設残土を活用して築山(つきやま:人工的な盛り土、山)を設けることで、風景の奥行きと植生と合わせた変化を楽しめるようなランドスケープも合わせて検討しています。

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冬前着工に向けて、実施設計大詰めです。